いかり‐いし【碇石】
古代から中世にかけて用いられた石製のいかり。港や海中などから出土し、交易船・軍船の往来を示す証拠となる。
いかれさんぺい【怒れ三平】
今日出海(こんひでみ)の小説。昭和27年(1952)から昭和28年(1953)にかけて「毎日新聞」で連載。昭和28年(1953)、久松静児監督により映画化。
いが‐やき【伊賀焼】
三重県伊賀市丸柱付近で産出する陶器。古く中世から作られ、桃山時代から江戸時代にかけて花入れや水指(みずさし)など茶器類が多く作られた。
いき‐かえ・る【生(き)返る】
[動ラ五(四)] 1 いったん死にかけていたものが息を吹きかえす。蘇生する。「死者が—・る」 2 失われた活動力などが再び戻る。「庭の草木が雨で—・る」
イキトス【Iquitos】
ペルー北部、アマゾン川上流、河口から約3200キロメートルに位置する河港都市。ロレート県の県都。19世紀末から20世紀初頭にかけて、天然ゴムの生産で発展した。アマゾン川流域の熱帯雨林や先住民の村...
いき‐の‐まつばら【生の松原】
福岡市西区姪浜の海岸。白砂青松の景勝地。元寇防塁跡がある。神功皇后が新羅遠征の折に松を植えたという。和歌などでは「行き」「生き」にかけて用いる。[歌枕]「都へと—いきかへり君が千年(ちとせ)にあ...
いぎょうのしょうぐん【異形の将軍】
津本陽による政治家田中角栄の評伝。「夕刊フジ」で平成13年(2001)から平成14年(2002)にかけて連載された「田中角栄伝」に加筆・修正を施し、改題して出版したもの。副題「田中角栄の生涯」。
イギリスけいざいし【イギリス経済史】
《原題、(ドイツ)Eine Geschichte der wirtschaftlichen Entwicklung Englands》ドイツの経済学者ルヨ=ブレンターノの著作。全3巻。1927年...
いけのぼう‐りゅう【池坊流】
華道の流派の一。室町中期、専慶の立花に始まり、専応(せんおう)・専栄(せんえい)を経て、桃山期から江戸前期にかけて初世および2世専好により大成された。諸流派中、最も古い伝統をもち、現在もなお最大...
いし‐きり【石錐】
打製石器の一。石の先をとがらせたもので、回転させて使う回し錐と、前後に動かして使う突き錐とがある。日本では旧石器時代から弥生時代にかけてみられる。せきすい。