どう‐ぶく【胴服】
1 室町末から江戸初期にかけて、武将が羽織った腰丈の上着。袖なしのものもあり、主として陣中用。 2 ⇒胴着(どうぎ)1
どう‐たく【銅鐸】
弥生時代の青銅器の一。扁円(へんえん)形の釣鐘形をしたベルで、高さ20〜150センチ、上部に半円形のつまみと両側に鰭(ひれ)をもつ。中に吊り下げた棒(舌(ぜつ))と触れ合って実際に鳴るベルから、...
どう‐ぞく【銅鏃】
青銅製の鏃(やじり)。日本では弥生時代から古墳時代前半にかけて使用された。
どうとんぼりのあめにわかれていらいなり【道頓堀の雨に別れて以来なり】
大正から昭和にかけての川柳作家、岸本水府の評伝。田辺聖子著。「中央公論」誌に連載ののち平成10年(1998)刊行。副題「川柳作家岸本水府とその時代」。
とう‐ちゃ【闘茶】
茶の産地や品種を飲み分けて勝負を競う茶会の一種。宋から渡来し、鎌倉末期から南北朝時代にかけて盛んに行われた。現在の茶かぶきにその形がうかがえる。
どうばまんご【童馬漫語】
斎藤茂吉による評論。大正8年(1919)刊。明治43年(1910)から大正7年(1918)にかけて書かれた歌論を1冊にまとめたもの。
とうしせんひょうしゃく【唐詩選評釈】
中国、明代の詩集「唐詩選」の評釈書。李攀竜(りはんりょう)による原著を森槐南(もりかいなん)が評釈したもの。明治25年(1892)から明治30年(1897)にかけて全6冊を刊行。
ドゥフ【duff】
北アフリカから中央アジアにかけて広く分布する円形、四角形、八角形などの薄く浅い枠に革を1枚張った枠太鼓。枠の内側に小さな鉄輪を多数つけたものもある。 [補説]アラビア語系の呼称で、ペルシア語系で...
どうひょう【道標】
宮本百合子の長編小説。昭和22年(1947)から昭和25年(1950)にかけて、「展望」誌に連載。全3部からなる単行本は、昭和23年(1948)、昭和24年(1949)、昭和26年(1951)に...
とうじん‐あめ【唐人飴】
江戸後期ころから明治にかけて、中国風の服装で唐人笛を吹き、歌をうたいながら、長崎名物と称する飴を売り歩いた者。また、その飴。のちには唐人笛だけを吹き、飴と木製の笛を売って歩いた。