こうもりのごとく【蝙蝠の如く】
有島生馬の小説。明治44年(1911)11月から大正元年(1912)12月にかけて雑誌「白樺」に連載。大正2年(1913)刊行。画家、増井清次郎をモデルとした作品。
こうようじゅ‐りん【広葉樹林】
大部分を広葉樹が占める森林。温帯から熱帯にかけて分布。日本では、ブナ・ミズナラ・カエデなどが主体の落葉広葉樹林と、シイ・カシ・タブノキ・クスノキなどが主体の常緑広葉樹林がみられる。
こうやりゅうじん‐こくていこうえん【高野竜神国定公園】
奈良・和歌山の県境、高野山からその南方の竜神温泉にかけての地域を占める国定公園。高野山周辺にコウヤマキ自然林がある。
こう‐や【荒野】
1 あれはてた野原。あれの。あらの。 2 開発されていない土地。平安末から中世にかけて開墾・開発が奨励され、その開発地の、租税・雑役は免除された。
こううとりゅうほう【項羽と劉邦】
長与善郎による戯曲。中国の歴史的英雄、項羽と劉邦の劇的な運命を描く大作。大正5年(1916)から大正6年(1917)にかけて、「白樺」誌に連載。
こいぬのワルツ【子犬のワルツ】
《原題、(フランス)Petit Chien》ショパンのピアノ曲集「三つのワルツ」の第1曲。変ニ長調。1846年から1847年にかけて作曲。自身の尾を追いかける子犬の姿に着想を得た作品。
ゴールデン‐ウイーク
《(和)golden+week》4月末から5月初めにかけての、一年中でいちばん休日の多い週。元来は映画興行界の用語。黄金週間。GW。《季 春》→国民の祝日[補説]
げっし【月氏】
中国の戦国時代から漢代にかけて、中央アジアで活躍した遊牧民族。民族系統は不詳。前3世紀ごろモンゴル高原の西半から西域、甘粛西部にまで勢力をのばしたが、前2世紀ごろ匈奴(きょうど)に追われ、主力は...
ゲットー【(イタリア)ghetto】
1 中世から近代にかけて、ヨーロッパの諸都市に設けられた、ユダヤ人の強制居住区域。20世紀までにほとんど消滅。ナチス‐ドイツがユダヤ人絶滅のために設けた強制収容所もこの名で呼ばれた。 2 米国の...
けつぜい‐いっき【血税一揆】
明治6年(1873)から翌年にかけて起こった徴兵反対一揆。新たな義務が課されることや政府の政策への反対から、西日本を中心に農民・士族が起こしたもの。