ね‐お【根緒】
1 三味線の弦の下端を結びつけ、それを中子先(なかごさき)にかけて弦を張る組紐。 2 箙(えびら)の後ろ緒のうち、受緒・懸緒をつける腰革。
ネイ【(ペルシア)ney】
北アフリカから西アジアにかけて用いられる尺八系の縦笛。ふつう、葦(あし)製で、前面に5〜7、背面に1個の指孔がある。ナーイ。
ネオゴシック【neo-Gothic】
18世紀から19世紀にかけて英国で興り、のちに各国にも広まった、中世ゴシック式建築の復興運動。また、その様式。リバプール大聖堂やワシントン大聖堂などが有名。ゴシックリバイバル。
ぬき‐す【貫き簀】
丸く削った竹で編んだ簀(す)。たらいなどにかけて、水や湯を使うとき、手もとにかからないようにする道具。「女の手洗ふ所に—をうち遣(や)りて」〈伊勢・二七〉
ねじまきどりクロニクル【ねじまき鳥クロニクル】
村上春樹の長編小説。全3部からなる。第1部は「新潮」誌に平成4年(1992)から翌年にかけて連載されたのち、平成6年(1994)に刊行。書き下ろしの第2部、第3部はそれぞれ平成6年(1994)と...
ねこ‐の‐こい【猫の恋】
晩冬から初春にかけて、猫が交尾期にあること。《季 春》「うらやまし思ひきる時—/越人」
ヌクテー【勒犬】
《(朝鮮語)》オオカミの亜種のチョウセンオオカミのこと。ニホンオオカミより大形で、朝鮮半島から中国、ヒマラヤ地方にかけて分布。また、ドールをいうこともあり、日本語の豺狼(さいろう)に相当するとも...
ヌガラ【Negara】
インドネシア南部、バリ島西部の町。16世紀頃に栄えたジュンブラナ王朝の都が置かれた。竹製の巨大なガムラン楽器ジェゴグの発祥の地。7月から10月にかけて行われる水牛のレースが有名。
にんげんのいとなみ【人間のいとなみ】
青野聡の長編小説。昭和61年(1986)から昭和62年(1987)にかけて「海燕」に連載。同年刊行。昭和63年(1988)、第38回芸術選奨文部大臣賞受賞。
にんげんのうんめい【人間の運命】
芹沢光治良による自伝的長編小説。3部14巻からなり、昭和37年(1962)から昭和43年(1968)にかけて刊行。昭和40年(1965)、第15回芸術選奨文部大臣賞受賞。のちに加筆・推敲され全1...