コプト‐おり【コプト織(り)】
3世紀から8世紀にかけて、エジプトのキリスト教徒が創始、発達させた綴(つづ)れ織り。麻・羊毛・絹を素材とし、水鳥や植物、聖書中の人物や場面、幾何図形などを模様の主題とする。
ごまだら‐ちょう【胡麻斑蝶】
鱗翅(りんし)目タテハチョウ科の昆虫。翅(はね)の開張約7センチ。翅は黒色に白紋が散在。幼虫はエノキの葉を食べる。北海道南部から九州にかけて分布。
ごほん‐ぢゃわん【御本茶碗】
桃山時代から江戸時代にかけて、日本から手本を送って朝鮮で焼かせた抹茶茶碗。狭義には釜山窯(ふざんよう)で焼かれたものをいう。淡紅色の斑文(はんもん)があるのが特色。御本手(ごほんて)。御本。
クロイツェンシュタイン‐じょう【クロイツェンシュタイン城】
《Burg Kreuzenstein》オーストリア北東部、ニーダーエスターライヒ州の町レオベンドルフにある城。12世紀に建造。三十年戦争時にスウェーデン軍に占拠されたのち、廃墟となった。19世紀...
こ‐だま【小玉】
1 小さい玉。 2 弥生時代から古墳時代にかけて、首飾り・腕飾りなどに用いた直径5、6ミリの丸い玉。多くガラス製。 3 「小玉銀」の略。
ゴゾ‐だいせいどう【ゴゾ大聖堂】
《Knisja Katidrali ta' Għawdex》地中海中央部の島国、マルタ共和国のゴゾ島の都市ビクトリアにあるバロック様式の大聖堂。大地震で倒壊した後、17世紀末から18世紀初めにか...
こがねむし【こがね虫】
金子光晴の詩集。大正12年(1923)刊。大正8年(1919)年から翌年にかけて英国・ベルギーを放浪した際の作品を推敲したもの。高踏派的な象徴詩で注目を浴びた。
こくふう‐ぶんか【国風文化】
平安中期から後期にかけて栄えた、温雅な日本ふうの貴族文化。仮名文学・寝殿造り・大和絵・仏像彫刻など諸分野でその特色がみられる。
こくみん‐かくめい【国民革命】
1925年から1928年にかけて、蒋介石(しょうかいせき)の国民革命軍が北伐によって北方軍閥を破り、中国を統一した革命。共産党との同盟に基づいて始めたが、のちに分裂した。
こくべつ【告別】
《原題、(ドイツ)Das Lebewohl》ベートーベンのピアノソナタ第26番の通称。変ホ長調。1809年から1810年にかけての作。各楽章に「告別」「不在」「再会」の標題が付される。ナポレオ...