にげ‐の・びる【逃(げ)延びる】
[動バ上一][文]にげの・ぶ[バ上二]捕らえられないで遠くへ逃げる。ある場所まで無事に逃げる。「戦火から—・びる」
にげ‐ば【逃(げ)場】
逃げ隠れるのに都合のよい場所。避難する場所。また、逃げ道。「—を失う」
にげ‐ぼえ【逃げ吠え】
1 犬などが逃げながら吠えること。 2 負けて逃げながら憎まれ口をきくこと。「—してぞ帰りける」〈浄・鑓の権三〉
にげ‐まど・う【逃(げ)惑う】
[動ワ五(ハ四)]どこへ逃げたらよいかわからず、うろうろする。逃げ迷う。「砲火の下を—・う」
にげ‐まよ・う【逃(げ)迷う】
[動ワ五(ハ四)]「逃げ惑う」に同じ。
にげ‐まわ・る【逃(げ)回る】
[動ラ五(四)]つかまらないようにあちこち逃げる。「国中を—・る」
にげ‐みず【逃(げ)水】
1 砂地や舗装道路で、前方に水たまりがあるかのように見え、近づくとその先に移っていく現象。光の異常屈折による蜃気楼の一種であり、強い日射で地面が非常に熱せられたときに見られる。古く、武蔵野の名物...
にげ‐みち【逃(げ)道】
1 逃げて行く道。「取り囲まれて—がなくなる」 2 責任をのがれる手段。「失敗したときのために—を作っておく」
にげ‐め【逃げ目】
逃げようとするときの目つき。「この女、大刀帯(たちはき)どもを見て、あやしく—をつかひて」〈今昔・三一・三一〉
にげ‐もうけ【逃げ設け】
逃げる用意。「もとより—してはなんのよからうぞ」〈平家・一一〉