にしき‐ごろも【錦衣】
シソ科の多年草。山地の木陰に生え、高さ5〜15センチ。葉は倒卵形で、表面は葉脈に沿って紫色になり、裏面全体に紫色を帯びる。初夏、淡紅白色の唇形の花を開く。金紋草(きんもんそう)。
にしき‐そう【錦草】
トウダイグサ科の一年草。畑や道端に生える。茎は赤く、根際から枝分かれして地をはい、切ると白い汁が出る。葉は楕円形で小さく、対生。夏から秋、淡赤紫色の小花が集まって咲く。《季 秋》
にし‐きた【西北】
西と北の中間にあたる方角。せいほく。
にしき‐たまご【錦卵/二色玉子】
ゆでたまごの黄身と白身を分けて裏ごしし、調味してから蒸し型に黄と白の二段に重ね入れ、蒸した料理。
にしき‐づた【錦蔦】
キヅタで、葉に白の斑(ふ)が入ったもの。
にしき‐で【錦手】
赤・緑・黄・青・紫などで上絵(うわえ)をつけた陶磁器。五彩・色絵・赤絵などとほぼ同義で、古伊万里などで多く用いられる呼称。
にしき‐どり【錦鳥】
キンケイの別名。
にしき‐ぬり【錦塗】
津軽塗の一。下地に2種の色漆を塗り分け、ぼかしを加えるなどしたのち七子(ななこ)状の地文を作り、黒漆でさまざまな模様を描いて仕上げるもの。
にしきのうら【錦之裏】
洒落本。1冊。山東京伝作・画。寛政3年(1791)刊。角書は「青楼昼之世界」。遊郭の昼間の情景に取材し、遊里の内情、遊女の生活などを精細に描写。同年刊「仕懸文庫」「娼妓絹籭(しょうぎきぬぶるい)...
にしき‐の‐みはた【錦の御旗】
1 赤地の錦に、日月を金銀で刺繍(ししゅう)したり、描いたりした旗。鎌倉時代以後、朝敵を征討する際に官軍の旗印に用いた。錦旗(きんき)。 2 自分の行為・主張などを権威づけるために掲げる名分。「...