さきん・ずる【先んずる】
[動サ変][文]さきん・ず[サ変]《「さきにする」の音変化》他の人より先に進む。先に何かをする。「何事をするにつけても人に—・ずる」「技術開発で他社より一歩—・ずる」
さく【幘】
1 昔、中国で、髻(もとどり)を覆い隠し、髪を包むのにつけたきれ。頭巾。 2 天皇が神事に臨むとき、冠の巾子(こじ)と纓(えい)をくくる白い生絹(すずし)。巾子の後ろで結び、その端を垂らす。
さぎ‐まい【鷺舞】
民俗芸能の一。白鷺の頭(かしら)をかぶり、白い羽の作り物を身につけて舞う一種の風流(ふりゅう)。山口県山口市・島根県津和野町などのものが有名。
さし‐なわ【差(し)縄/指(し)縄】
1 馬の轡(くつわ)につけて引く縄。差し綱。小口縄。 2 罪人を縛る縄。捕り縄。
さか・す【栄す】
[動サ四] 1 興を催す。そそる。「海のつらにも、山がくれにも、時々につけて、興—・すべき渚の苫屋(とまや)」〈源・明石〉 2 ひけらかす。「さる所にて才(ざえ)—・しいで侍らむよ」〈紫式部日記〉
さか‐だち【逆立ち】
[名](スル) 1 両手を地につけ、両足を上にあげて、からだを逆さにして立つこと。倒立。しゃっちょこだち。「—して歩く」 2 物の上下が反対になっていること。また、物事の関係が反対になっているこ...
さぎ‐ずもう【鷺相撲】
遊戯の一。二人が相対し、各自が後ろに曲げた自分の片足を片手で持ち、一方の手で突き合い、または体をぶつけて、一定範囲から出たり、倒れたり、手で持った足を地につけたりしたほうを負けとするもの。
ささら‐め【簓目】
瓦の裏に滑り止めのためにつけてある横筋。焼く前に、簓3で筋目を刻みつける。
差(さ)す手(て)引(ひ)く手(て)
1 差す手と引く手。舞の手ぶりにいう。「—のあでやかさ」 2 一挙一動。また、何かにつけて。副詞的にも用いる。「—に油断なく、…千貫目余の分限とはなりぬ」〈浮・永代蔵・四〉
ざいふり‐ぼく【采振木】
バラ科の落葉小高木。本州中部以西の山地に生え、高さ3〜5メートル。葉は楕円形で長い柄をもつ。春、枝の先に白い5弁花を密につける。名は花の集まりが采配に見えることに由来。四手桜(しでざくら)。四手柳。