にん‐のう【人皇】
《「にんおう」の連声(れんじょう)》神代と区別して神武天皇以後の天皇。じんこう。
にんのう‐え【仁王会】
天下太平・鎮護国家を祈願するために、仁王経を講説・讃嘆する法会(ほうえ)。斉明天皇6年(660)に始まり、奈良・平安時代には年中行事化した。宮中の大極殿・紫宸殿(ししんでん)・清涼殿などで行われた。
にんのう‐こう【仁王講】
「仁王般若経」を講じ読誦する法会(ほうえ)。護国・万民豊楽を祈願して行う。
にんのう‐はんにゃきょう【仁王般若経】
大乗経典。漢訳に鳩摩羅什(くまらじゅう)訳「仁王般若波羅蜜経」(略称、仁王経)2巻と、唐の不空訳「仁王護国般若波羅蜜多経」(略称、仁王護国経・新訳仁王経)2巻の2種がある。般若波羅蜜を受持するこ...