のう‐ちゅう【嚢虫】
条虫類の幼生の一型。卵から生じた6個の鉤(かぎ)をもつオンコスフェラ幼生が、中間宿主の体内で袋状に変態したもの。終結宿主に摂取されると頭節が腸壁に固着し、成体となる。
嚢中(のうちゅう)の錐(きり)
《「史記」平原君伝から。袋の中の錐はその先が袋の外につき出るところから》すぐれた人は多くの人の中にいてもその才能が自然に外に現れて目立つことのたとえ。錐の嚢中に処(お)るが若(ごと)し。
のうちょう‐そうかん【脳腸相関】
脳と腸の間の機能的な関連性。種々のホルモンやサイトカインなどを介し、双方向的に情動や生理機能に影響を及ぼし合うこと。脳腸連関。
のうちょう‐れんかん【脳腸連関】
⇒脳腸相関
のうちりょうかくめいのあした【脳治療革命の朝】
柳田邦男による医療ノンフィクション。日本大学医学部を中心に開発された脳低温療法を紹介する。「文芸春秋」誌に平成9年(1997)より連載、第59回文芸春秋読者賞を受賞。平成12年(2000)に単行...
のう‐てい【嚢底】
1 袋の底。「—に秘する」 2 財布の底。「—無一文」
のう‐てい【脳底】
1 記憶や印象が保持されている場所を比喩的にいう語。脳の奥底。「—に刻まれた風景」 2 脳の底面。脳を下から見上げたときに見える部分。
のう‐ていおんりょうほう【脳低温療法】
脳に傷害を受けた患者の体を冷やすことによって脳の保護・蘇生を図る治療法。脳の温度を低下させることで代謝を抑制し、脳細胞の壊死を防ぐ。蘇生後脳症・脳血管障害・頭部外傷・新生児仮死などに適用される。
のうてい‐どうみゃく【脳底動脈】
左右一対の椎骨動脈が延髄と橋(きょう)の境界付近で合流し、橋の上部で左右の後大脳動脈に分岐するまでの1本の動脈。脳幹や小脳に栄養を供給する。BA(basilar artery)。
のうていぶいじょうけっかんもう‐しょう【脳底部異常血管網症】
⇒ウィリス動脈輪閉塞症