の‐だち【野立ち】
「野立て」に同じ。
の‐だち【野太刀/野剣】
1 公家の兵仗(ひょうじょう)の太刀の総称。 2 室町時代、武士が肩に背負い、または、郎従に持たせた長大な刀。
の‐だて【野立て】
1 貴人が野外で駕籠(かご)などを立ててしばらく休むこと。のだち。 2 大演習などで野外に設けた天皇の休息所。御野立所。のだち。
の‐だて【野点】
野外で、茶をたてること。また、野外で催す茶会。野掛(のがけ)。
のだ‐の‐たまがわ【野田の玉川】
六(む)玉川の一。宮城県多賀城市の川。千鳥の名所。千鳥の玉川。[歌枕]「夕されば潮風こして陸奥(みちのく)の—千鳥鳴くなり」〈新古今・冬〉
のだ‐ふじ【野田藤】
フジのこと。藤の名所である野田(大阪市福島区野田)にちなむ名。
の‐ため【篦撓め】
《「のだめ」とも》矢竹のそりをためなおすこと。また、そのための道具。「金磁頭(かなじどう)二つ—に取り添へて」〈太平記・一七〉
のため‐がた【篦撓め形】
《「のため」が斜めに溝を彫ったものであるところから》 1 ななめ。すじかい。「河中より—におしなされて」〈平家・九〉 2 こじれていること。ひねくれていること。「官にありて何事も—に有うかと思へ...
の‐だるき【野垂木】
化粧垂木(けしょうだるき)の上にあって屋根を支えている垂木。下からは見えない。
の‐だろ◦う
[連語]《準体助詞「の」+断定の助動詞「だ」の未然形+推量の助動詞「う」。話し言葉では「んだろう」とも》 1 念を押したり、確かめたりする意を表す。「われわれも参加できる—◦う」「格別変わったこ...