あり‐し‐ながら【在りしながら】
［連語］《「ながら」は接続助詞》昔のとおり。元のまま。「—の我が身ならば」〈源・空蝉〉
あら‐ぶき【荒吹き】
日本固有の銅製錬法で、銅鉱石を溶解して硫化物のまじった銅の鈹(かわ)を製する工程。
あら‐たま【粗玉／新玉／荒玉／璞】
１ 掘り出したままで、まだ磨いていない玉。 ２ その真価や完成された姿をまだ発揮していないが、素質のある人。「爺いさんの記憶にあるお玉の姿は、まだ—の儘(まま)であった」〈鴎外・雁〉 ３ （新玉...
ありどおし【蟻通】
謡曲。四番目・準脇能物。世阿弥作で、貫之(つらゆき)集などに取材。紀貫之が蟻通明神を乗馬のまま通行して神の怒りに触れるが、和歌の徳により許される。
あら【荒／粗】
［名］ １ 魚などの肉のよい部分を除いた残りの骨や頭。「ブリの—」 ２ 米のぬか。また、もみ。 ３ 人の言動や作品のよくないところ。おちど。欠点。「—を探す」 
［接頭］名詞に付く。 １ 細か...
あらい‐だし【洗い出し】
１ たたきや壁などで、表面が乾かないうちに水洗いして、小石を浮き出させたもの。 ２ 板の表面をこすり、洗って木目(もくめ)を浮き出させたもの。 ３ 煉瓦(れんが)や石の壁の表面を、漆喰(しっくい...
あら‐き【荒木／粗木】
山から切り出したままの木。製材していない皮つきのままの木。
アラジン【Aladdin】
「アラビアンナイト」中の「アラジンと魔法のランプ」に登場する、中国の貧しい少年。魔物を意のままにあやつるランプと指輪を手に入れ、富を得て王の娘を妻にする。
あらくろ‐ずり【荒くろ摺り】
東北地方で小正月に行う予祝行事の一。雪の上で、田植えのときに行う代田(しろた)を摺(す)る作業のまねをし、豊作を祈るもの。→朳摺(えぶりす)り
あり‐てい【有り体】
［名・形動］ １ ありのまま。うそ偽りのないこと。「—に言えば」 ２ 世間並み。ひととおり。「—の礼儀をのべて」〈浮・置土産・二〉
