きおい‐ぐち【競ひ口】
勢いののったとき。調子づいたはずみ。「敵は十分勝ち誇ったる—」〈浄・島原蛙合戦〉
そそっかし・い
[形][文]そそっか・し[シク]《「そそかしい」の促音添加》態度や行動に落ち着きがない、あわて者である。不注意で、とかく失敗をしがちである。軽はずみである。「—・くて始終忘れ物をしている」 [派...
ちょうし‐もの【調子者】
(多く「お調子者」の形で用いる) 1 おだてに乗って勢いづいたり、得意になったりする人。調子に乗って軽はずみなことをする人。「お—でだまされやすい」 2 いい加減に相手と調子を合わせる人。「主体...
よ‐せい【余勢】
1 何かをしとげたあとに残っているはずみのついた勢い。 2 あふれるような活力。「—ノ良イ人」〈日葡〉 3 残りの軍勢。「兼康が—六十余人からめ取って」〈平家・五〉
ひょうし‐もの【拍子物】
その時のはずみで成否が決まる物事。
ふと‐して
[副]何かのはずみで。ひょっとして。「—会えるかも知れない」
ひょう‐けい【剽軽】
[名・形動] 1 身軽ですばやいこと。また、そのさま。「男は面白い—な恰好をして」〈花袋・一兵卒の銃殺〉 2 軽はずみであること。軽率。
ふわ‐と
[副] 1 軽くて柔らかいさま。また、軽く浮くさま。ふわりと。「(鳥ヲ)押さゆれば—立ち」〈浄・振袖始〉 2 身のこなしが軽いさま。ひらりと。「懸け鞍(くら)置いて—乗り」〈浄・百人上﨟〉 3 ...
はやり‐か【逸りか】
[形動ナリ] 1 調子が早く軽快なさま。「—にかき鳴らしたるを、中納言、堪へずをかしうや思さるらむ」〈堤・逢坂越えぬ権中納言〉 2 軽はずみで落ち着きのないさま。おっちょこちょい。「品々しからず...
ふみ‐き・る【踏(み)切る】
[動ラ五(四)] 1 強く踏んだはずみで切る。「鼻緒を—・る」 2 跳躍競技などで、地面やジャンプ台などを強く蹴った反動で飛び上がる。「タイミングよく—・る」 3 思い切って行う。ある行動を起こ...