はた‐の‐さもの【鰭の狭物】
ひれの狭い魚。小さい魚。→鰭の広物(ひろもの)
はた‐の‐ひろもの【鰭の広物】
ひれの広い魚。大きな魚。「—、鰭の狭物(さもの)を追ひ集めて」〈記・上〉
はたの‐りゅう【波多野流】
平曲の流派の一。寛永(1624〜1644)のころ、波多野検校(けんぎょう)が創始。江戸の前田流に対して、主に京都で行われたが、現在は廃滅。
はたはた【鱩/鰰/雷魚/燭魚】
スズキ目ハタハタ科の海水魚。全長約20センチ。体はやや細長く側扁(そくへん)し、口が大きく、うろこはない。北太平洋と日本海の深海に分布し、11月下旬から12月にかけて産卵のため沿岸の藻場に押し寄...
はた‐はた【螇蚸】
バッタの別名。《季 秋》「—はわぎもが肩を越え行けり/誓子」
はた‐はた
[副] 1 物を続けざまにたたいたり何かにぶつけたりする音や、そのさまを表す語。「下駄の雪を落とす音が、—と聞こえる」〈藤村・千曲川のスケッチ〉 2 旗などが風にあおられたり、鳥が羽ばたいたりし...
はた‐ば【機場】
1 機を織る場所。 2 機業の盛んな土地。機業地。
は‐タバコ【葉タバコ】
収穫して乾かしたタバコの葉。
はた‐ばり【端張り】
1 幅。「湖に秋の山辺を映しては—広き錦とぞ見る」〈拾遺・秋〉 2 勢い。張り。「細布の—もなき身にて」〈謡・錦木〉
はた‐ば・る【端張る】
[動ラ四] 1 幅が広くなる。広がる。「青鈍(あをにび)の指貫の—・りたる、白き衣ども」〈春曙抄本枕・一〇六〉 2 大きく構える。威張る。「執権の威を—・り」〈浄・源頼家源実朝鎌倉三代記〉