はつ‐たり【初垂り】
製塩のとき最初に垂れた塩の汁。一説に、塩を焼く直前の濃い塩水。「おしてるや難波の小江(をえ)の—を辛(から)く垂れ来て」〈万・三八八六〉
はつ‐だ【発兌】
[名](スル)書籍・新聞などを発行すること。「同地にて—する新聞紙などには」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
はつ‐だいし【初大師】
その年の最初の弘法大師の縁日。1月21日。初弘法。《季 新年》
はつ‐だより【初便り】
1 初めての便り。また、季節の到来などを最初に告げる音信。「桜の—」 2 新年に初めて交わす便り。また、年賀状。《季 新年》「—皆生きてゐてくれしかな/友二」
はつ‐ちょう【初蝶】
その春にはじめて見る蝶。《季 春》
はつ‐ちょうず【初手水】
元日の朝、若水(わかみず)で顔や手を洗い清めること。《季 新年》「葱畑の霜雪のごとし—/風生」
はつ‐ついたち【初朔日】
⇒太郎の朔日(ついたち)
はつ‐づき【初月】
新月。特に、陰暦8月初めの月。「まだ—の宵々に」〈謡・融〉
はつ‐てんじん【初天神】
正月25日の、その年初めての天満宮の縁日。《季 新年》
はつ‐でん【発電】
[名](スル)電気を起こすこと。熱機関などにより発電機を回転させ、電力を発生させること。火力・水力・原子力・風力・潮力・地熱などが利用される。