はつ‐たけ【初茸】
ベニタケ科のキノコ。日本特産。初秋、松林に生える。傘は中央のくぼんだ山形から漏斗状になり、淡赤褐色で表面に色の濃い同心円状の紋がある。傷ついた部分が緑青色に変わるので藍茸(あいたけ)ともいう。食...
はつ‐たび【初旅】
1 はじめて旅をすること。「海外への—」 2 新年になってはじめて旅をすること。また、その旅。《季 新年》
はつ‐たり【初垂り】
製塩のとき最初に垂れた塩の汁。一説に、塩を焼く直前の濃い塩水。「おしてるや難波の小江(をえ)の—を辛(から)く垂れ来て」〈万・三八八六〉
はつ‐だ【発兌】
[名](スル)書籍・新聞などを発行すること。「同地にて—する新聞紙などには」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
はつ‐だいし【初大師】
その年の最初の弘法大師の縁日。1月21日。初弘法。《季 新年》
はつ‐だより【初便り】
1 初めての便り。また、季節の到来などを最初に告げる音信。「桜の—」 2 新年に初めて交わす便り。また、年賀状。《季 新年》「—皆生きてゐてくれしかな/友二」
はつ‐ちょう【初蝶】
その春にはじめて見る蝶。《季 春》
はつ‐ちょうず【初手水】
元日の朝、若水(わかみず)で顔や手を洗い清めること。《季 新年》「葱畑の霜雪のごとし—/風生」
はつ‐ついたち【初朔日】
⇒太郎の朔日(ついたち)
はつ‐づき【初月】
新月。特に、陰暦8月初めの月。「まだ—の宵々に」〈謡・融〉