はつ・る【解る】
[動ラ下二]織った物や編んだ物などが端からとける。ほつれる。「藤衣—・るる糸はわび人の涙の玉の緒とぞなりける」〈古今・哀傷〉
はつるそこなき【果つる底なき】
池井戸潤の小説。平成10年(1998)、第44回江戸川乱歩賞受賞。都市銀行を舞台とするミステリー。
はつ‐れい【発令】
[名](スル)法令・辞令・指示などを出すこと。「異動を—する」「暴風警報が—される」 [補説]気象庁が警報や注意報を出す際には「発表」という語を用いるが、一般にそれを「発令」と表現することがある。
はつれ‐はつれ
[副]《動詞「はつ(解)る」の連用形を重ねたもの》部分部分。ところどころ。はしばし。「けはひなど、—聞こえたるもゆかし」〈徒然・一〇五〉
はつ‐れん【発輦】
[名](スル)天皇の車が出発すること。
はつ‐ろ【発露】
[名](スル)心の中にあるものや隠していたことがおもてに現れ出ること。また、現し出すこと。「真情を—する」「悪事忽ち—し遂に獄に繋がる」〈織田訳・花柳春話〉
はつ‐わ【発話】
《utterance》話す行為とその音声。その分析によって、音素・形態素・文などの言語学的単位を抽出することができる。
はつ‐わらい【初笑い】
その年初めての笑い。《季 新年》
髪(はつ)を簡(かん)して櫛(くしけず)る
《「荘子」庚桑楚から》髪の毛を1本1本数えながらとかす。つまらないこと、不必要なことにこだわって念を入れるたとえ。