花(はな)と散(ち)・る
1 花びらのように散る。満開の桜の花がすぐに散ってしまうように、はかなく消える。「櫂(かい)のしずくも—・る」 2 転じて、潔く死ぬ。特に、戦死することをいう。「特攻機は洋上に—・った」
はな‐とり【花鳥】
花と鳥。花や鳥。かちょう。→花鳥(かちょう)の使い「—の色にも音にもよそふべきかたぞなき」〈源・桐壺〉
はな‐とり【鼻取り】
牛馬を使って田畑を耕すとき、牛馬の鼻を取って誘導すること。
はなとりゅう【花と竜】
火野葦平の自伝的長編小説。昭和27年(1952)から昭和28年(1953)にかけて「読売新聞」に連載。単行本は昭和28年(1953)、上下2巻で刊行。舛田利雄の監督作品をはじめ、映画化作品が多数ある。