はなもと‐じあん【鼻元思案】
[名・形動]きわめてあさはかな考え。また、そのさま。喉元(のどもと)思案。鼻元料簡。「いかにも—な話だが」〈志賀・暗夜行路〉
はな‐もの【花物】
園芸や生け花の花材で、主に花を観賞する草木。→葉物(はもの) →実物(みもの)
花(はな)も恥(は)じらう
うら若く美しい女性を形容する言葉。「—乙女」
洟(はな)も引(ひ)っ掛(か)け◦ない
眼中に置かず相手にしない。見向きもしない。「あいさつしても—◦ない」
はな‐もみじ【花紅葉】
春の桜と秋の紅葉。春秋の美しい自然の眺め。「はかなき—につけても心ざしを見え奉る」〈源・桐壺〉 [補説]書名別項。→花紅葉
はなもみじ【花紅葉】
大町桂月、塩井雨江、武島羽衣の共著による詞華集。明治29年(1896)刊。美文韻文花紅葉。
花(はな)も実(み)もあ・る
外観も内容もりっぱである。また、道理にもかなって、人情がこもっている。「—・る粋な計らい」
はな‐もも【花桃】
花を楽しむ目的で栽培される桃の園芸品種の総称。実は小さい。
はな‐もよい【花催い】
桜が咲きそうな気配。
はな‐もよう【花模様】
花形の模様。花をあしらった美しい模様。「—のワンピース」