はな‐づま【花妻】
1 花のように美しい妻。一説に、間もなく結婚する男女が、一定期間まったく会わずに過ごすときの、その触れることのできない妻。「なでしこがその—にさ百合花ゆりも逢はむと」〈万・四一一三〉 2 鹿がい...
はな‐づまり【鼻詰(ま)り】
鼻のあなが詰まって空気がよく通らないこと。
はな‐づら【鼻縻/牛縻】
「鼻綱(はなづな)」に同じ。「—取って引き出す車」〈浄・手習鑑〉
はな‐づら【鼻面】
鼻の先端。鼻先。はなっつら。
鼻面(はなづら)を取(と)って引(ひ)き回(まわ)・す
自分の好きなように他人を動かす。
鼻(はな)であしら・う
相手の言葉にとりあおうとせず、冷淡に扱う。鼻先であしらう。「忠告したが—・われる」
鼻(はな)で笑(わら)・う
相手を見下してあざけり笑う。鼻先でふんと笑う。
はな‐でんしゃ【花電車】
1 祝賀などの際に、造花や電球・旗などで美しく飾って運転する電車。 2 ハナサキウミウシ科の軟体動物。浅海にすむ。体は小判形をし、体長約10センチ。貝殻はない。背面に樹枝状の突起があり、体色は赤...
花(はな)と散(ち)・る
1 花びらのように散る。満開の桜の花がすぐに散ってしまうように、はかなく消える。「櫂(かい)のしずくも—・る」 2 転じて、潔く死ぬ。特に、戦死することをいう。「特攻機は洋上に—・った」
はな‐とり【花鳥】
花と鳥。花や鳥。かちょう。→花鳥(かちょう)の使い「—の色にも音にもよそふべきかたぞなき」〈源・桐壺〉