はま‐や【破魔矢】
1 破魔弓につがえて放つ矢。現在は神社で厄よけのお守りとして売り出す正月の縁起物。《季 新年》「をりからの雪にうけたる—かな/万太郎」 2 新築の家の上棟式の際、鬼門の方角に向け、破魔弓とともに...
はま‐やき【浜焼(き)】
1 とった魚・貝をすぐ浜で焼くこと。 2 とりたての鯛(たい)などを、製塩用のかまで蒸し焼きにするか、塩焼きにするかしたもの。
はま‐ゆう【浜木綿】
ヒガンバナ科の常緑多年草。暖地の海岸に自生し、高さ約50センチ。葉は長く幅広で、質は厚い。夏、葉の間から花茎を伸ばし、十数個の香りのある白い花を傘状につける。花びらは細長く、反り返る。はまおもと...
はま‐ゆか【浜床】
1 寝殿の母屋(もや)に設けた貴人の座臥(ざが)のための方形の台。上に畳を敷き、四隅に柱を立て帳(とばり)をかけて帳台とする。 2 「浜縁(はまえん)」に同じ。
はま‐ゆみ【破魔弓/浜弓】
1 破魔を射止めるための年占または遊戯用の弓。のち、男児への正月の贈り物ともなり、現在は神社で正月の縁起物として売る。《季 新年》「—や山びこつくる子のたむろ/蛇笏」 2 新築の家の上棟式に、鬼...
はま‐よもぎ【浜艾】
キク科の多年草。河口付近に群生し、満潮時には海水につかる。高さ30〜90センチ。葉は羽状に深く切れ込む。秋、小花を多数円錐状につける。近畿地方以西に分布。ふくど。
はまり【塡まり/嵌まり】
1 はまること。ぴったりおさまること。また、あてはまること。「ほぞの—がよくない」「—ぐあい」 2 分別をなくして失敗すること。特に、女性の色香に迷って失敗すること。また、そのための失費。「女郎...
はま‐りきゅう【浜離宮】
東京都中央区にある旧離宮。甲州松平綱重の下屋敷から徳川幕府の御浜御殿となり、明治になって宮内省所管の離宮となる。昭和20年(1945)東京都へ移管、現在は浜離宮恩賜庭園とよばれ、一般公開されてい...
はまり‐こ・む【塡まり込む/嵌まり込む】
[動マ五(四)] 1 穴の中にぴったりと入りこむ。物の奥深くに入って出られなくなる。「みぞに小石が—・む」「袋小路に—・む」 2 物事にかかわりあって、身動きがとれなくなる。「悪い遊びに—・む」
はまり‐やく【塡まり役】
その人に最も適した役。また、その役にうってつけの人。適役。「—の主人公を好演する」「その仕事には彼が—だ」