はま‐じんちょう【浜沈丁】
ゴマノハグサ科の常緑低木。紀伊半島以南の海岸に自生し、高さ約1.5メートル。葉は披針形。7月ごろ、紫色の鐘形の花をつけ、果実は海流により散布。
ハマス【Hamas】
⇒ハマース
はま‐すげ【浜菅】
カヤツリグサ科の多年草。海辺や河原に生え、高さ20〜30センチ。葉は堅く、線形。夏から秋、茎の頂に細い苞(ほう)を数枚つけ、その中心から穂を出す。塊根を漢方で香附子(こうぶし)といい、薬用。《季 夏》
はます‐どり【浜州鳥】
[枕]浜辺の水鳥がよちよち歩く意から、「足悩(あなゆ)む」にかかる。「—足悩(あなゆ)む駒の惜しけくもなし」〈万・三五三三〉
はま‐ぜせり【浜挵り】
江戸時代、大坂で、河岸をうろついて下級の娼婦をあさること。「日が暮れると—」〈浄・阿波鳴渡〉
はま‐ぜり【浜芹】
セリ科の越年草。海浜に生え、高さ10〜30センチ。根は太く、茎は基部で分枝し、斜めに立つ。葉は羽状複葉。8〜10月、白い小花を密につける。はまにんじん。
はまだ【浜田】
島根県西部の日本海に面する市。もと古田・松平氏の城下町。明治中期から輸出港、昭和初期から漁港も整備されて発展し、沖合漁業の基地。平成17年(2005)10月、金城(かなぎ)町・旭町・弥栄(やさか...
はまだ【浜田】
姓氏の一。 [補説]「浜田」姓の人物浜田国松(はまだくにまつ)浜田耕作(はまだこうさく)浜田庄司(はまだしょうじ)浜田青陵(はまだせいりょう)浜田彦蔵(はまだひこぞう)浜田広介(はまだひろすけ)...
はま‐だい【浜鯛】
フエダイ科の海水魚。全長約1メートル。体は紡錘形で、目は大きく、尾びれの上端・下端とも長い。体色は淡紅色で上面と各ひれは鮮紅色。本州中部以南に分布。
はま‐だいこん【浜大根】
アブラナ科のダイコンが野生化したもの。海岸の砂地に生え、全体にやせている。4月ごろ、淡紅紫色の花が咲く。