遠(とお)き慮(おもんぱか)りなければ必(かなら)ず近(ちか)き憂(うれ)いあり
《「論語」衛霊公から》遠い将来のことまで考えずに目先のことばかり考えていると、近いうちに必ず困ったことが起こる。遠慮なければ近憂あり。
てまえ‐しゃ【手前者】
暮らし向きのよい人。財産家。手前よし。「—の子にて、小さい時からうまい物ばかりで育てられ」〈浮・胸算用・二〉
てもち‐な・し【手持ち無し】
[形ク]「手持ち悪し」に同じ。「弥二郎北八はただ見ているばかり、—・くて煙草入れの底をはたく」〈滑・膝栗毛・二〉
て‐やわらか【手柔らか】
[形動][文][ナリ]やさしく、加減して扱うさま。→御手(おて)柔らか「女房にばかり—なる可笑(おか)しさ」〈一葉・ゆく雲〉
でも
[接頭]職業・身分などを表す語に付く。 1 名ばかりで実質がそれに伴わない意を表す。「—学者」「—紳士」 2 ほかに能力がないので、やむをえずその職に就いているという意を表す。「—先生」 [補説...
転石(てんせき)苔(こけ)を生(しょう)ぜず
《A rolling stone gathers no moss.》職業や住居を変えてばかりいる人は、地位も財産もできないの意の英国のことわざ。転じて、活発な活動をしている人は時代に取り残される...
てまえ‐ぶしん【手前普請】
借家人が自分の費用で、または、自分で借家の修理をすること。「貸家といふは名ばかり、破れ家を—」〈浄・博多小女郎〉
デュアル‐エアバッグ【dual airbag】
運転席ばかりでなく、助手席にもエアバッグを備えていること。
てん‐と
[副] 1 (打消しまたは否定的な意味の語を伴って)まるっきり。てんで。とんと。「—女郎の指切るは珍しからぬとて」〈浮・禁短気・三〉 2 まったく。本当に。「名ばかり聞いて逢うたは今、—御器量」...
とう‐りゅう【逗留】
[名](スル) 1 旅先などに一定期間とどまること。滞在。「湯治場に三か月間—する」「長(なが)—」 2 その場にとどまって進まないこと。また、1か所でぐずぐずすること。「さばかりのことになりて...