こまさく・れる
[動ラ下一][文]こまさく・る[ラ下二]「こましゃくれる」に同じ。「みな顔つき—・れて、十八、九より三十ばかりに見えければ」〈浮・三所世帯〉
さし‐なお・す【差し直す】
[動サ四] 1 あるべきようにきちんと直す。「しどけなくうち乱れ給へるさまながら、紐(ひも)ばかりを—・し給ふ」〈源・葵〉 2 本来のあり方に直す。改める。「我が心過ちなくて、見過ぐさば、—・し...
さお【竿/棹】
[名] 1 枝・葉を取り払った竹や木の細長い棒。物干し竿・釣り竿・旗竿など。合成樹脂・金属製もある。 2 水底に突っぱって舟を進ませる長い棒。水棹(みさお)。「流れに—をさす」 3 竿秤(さお...
さかし‐だ・つ【賢し立つ】
[動タ四]利口ぶる。さかしがる。「さばかり—・ち、真字(まな)書きちらして侍るほども」〈紫式部日記〉
さい‐りゅう【細柳】
1 若葉が出たばかりで、枝が細く見える柳。 2 幕府。また、将軍家。柳営。
ささげ【捧げ】
[名] 1 ささげること。 2 伊豆諸島で、物を頭の上にのせて運ぶこと。ささぎ。
[接尾]助数詞。平安時代、捧げ物を数えるのに用いる。木や造花の枝に付けた一組みの捧げ物を「ひとささげ」という...
さい‐ぼう【尖棒/撮棒/材棒】
《「さきぼう」の音変化》ヒイラギなどで作った災難よけの棒。また、武器として用いる堅木の棒。→鉄尖棒(かなさいぼう)「ただ大きなる—ばかり持ちたる」〈著聞集・一二〉
さけ‐びたり【酒浸り】
酒の中に浸っているかのように、絶えず酒ばかり飲んでいること。さけびたし。さかびたり。「—の生活」
ささたけ‐の【笹竹の】
[枕] 1 「さすたけの」の音変化か。一説に宮中の庭を「竹の園」というところからとも。「大内(おほうち)」「大宮」などにかかる。「—大内山は色も変はらじ」〈壬二集〉 「—大宮人に初音(はつね)待...
ざあ‐ざあ
[副] 1 雨が激しく降ったり、水が勢いよく流れ落ちたりするときの音を表す語。「湯を—(と)かける」「—降り」 2 ラジオやレコードなどの雑音を表す語。「—(と)鳴るばかりでよく聞こえない」