さし‐なお・す【差し直す】
[動サ四] 1 あるべきようにきちんと直す。「しどけなくうち乱れ給へるさまながら、紐(ひも)ばかりを—・し給ふ」〈源・葵〉 2 本来のあり方に直す。改める。「我が心過ちなくて、見過ぐさば、—・し...
さし‐あた・る【差(し)当(た)る】
[動ラ五(四)] 1 その物事や、その時に出あう。当面する。直面する。「只—・った面目なさに消えも入りたく思うばかり」〈二葉亭・浮雲〉 2 光が直接に当たる。「日の—・りたるに」〈能因本枕・七〉
ささ‐やか【細やか】
[形動][文][ナリ] 1 形や規模があまり大げさでなく、控えめなさま。「—な商売をはじめる」「—に暮らす」 2 形ばかりで粗末なさま。わずかなさま。多く、謙遜して用いる。「—な送別会」「—な贈...
さい‐ぼう【尖棒/撮棒/材棒】
《「さきぼう」の音変化》ヒイラギなどで作った災難よけの棒。また、武器として用いる堅木の棒。→鉄尖棒(かなさいぼう)「ただ大きなる—ばかり持ちたる」〈著聞集・一二〉
ざあ‐ざあ
[副] 1 雨が激しく降ったり、水が勢いよく流れ落ちたりするときの音を表す語。「湯を—(と)かける」「—降り」 2 ラジオやレコードなどの雑音を表す語。「—(と)鳴るばかりでよく聞こえない」
こ‐むずかし・い【小難しい】
[形][文]こむづか・し[シク]《「こむつかしい」とも》少しばかりむずかしい。ちょっとめんどうである。「—・い理屈をこねる」「—・い顔つき」 [派生]こむずかしげ[形動]こむずかしさ[名]
これ‐ばかり【此れ許り/是許り】
1 目の前に示されている分量・程度。多く、その少ないことを強調していうのに用いる。こんな程度。これっぱかり。「—の金では足りない」 2 このことだけ。このものだけ。これだけ。「—はお許しください...
これ‐ほど【此れ程/是程】
1 目の前に示されている程度。物事の程度を強調する気持ちを表すときにも用いる。副詞的にも用いる。この程度。これくらいまで。「—のことで驚くことはない」「—の人物はいない」「—つらいとは思わなかっ...
これっ‐ぱかり【此れっ許り/是っ許り】
「こればかり」に同じ。「—しか儲(もう)けが出ない」
根気(こんき)に
根気よく。「三人は約三十分許(ばかり)—働いた」〈漱石・三四郎〉