ばしょう‐き【芭蕉忌】
松尾芭蕉の忌日。陰暦10月12日。時雨忌(しぐれき)。翁忌(おきなき)。桃青忌(とうせいき)。《季 冬》「—や遥かな顔が吾を目守る/草田男」
ばしょうしちぶしゅう【芭蕉七部集】
「俳諧七部集」の異称。 幸田露伴が大正9年(1920)から昭和22年(1947)にかけて執筆した、蕉門の撰集7部12冊の評釈。評釈芭蕉七部集。露伴評釈芭蕉七部集。
ばしょうしちぶしゅうひょうしゃく【芭蕉七部集評釈】
安東次男による、松尾芭蕉「七部集」の評釈本。昭和48年(1973)刊行。連句の評釈を通じて蕉風の本質に迫る。続編は昭和53年(1978)に刊行。
ばしょう‐せん【芭蕉扇】
唐扇の一。バショウの葉鞘(ようしょう)で作った円形のもの。
ばしょうのけんきゅう【芭蕉の研究】
小宮豊隆の著書。昭和8年(1933)刊行。古典研究。
ばしょうはいかいのこんぽんもんだい【芭蕉俳諧の根本問題】
太田水穂による松尾芭蕉の研究書。大正10年(1921)頃より、自身の主宰する歌誌「潮音」に断続的に掲載した論考をまとめたもの。大正15年(1926)刊行。
ばしょう‐ふ【芭蕉布】
バショウの繊維で織った布。沖縄・奄美大島に産し、夏の着尺地(きじゃくじ)・蚊帳・座布団地などに用いる。《季 夏》
ばしょ‐がら【場所柄】
場所の性質やようす、また雰囲気。ところがら。「—をわきまえる」
ば‐しょく【馬食】
[名](スル)馬のように大食いをすること。「牛飲—」「鯨飲—」
ばしょ‐さいぼう【場所細胞】
動物がある特定の場所を通過するときにだけ発火する神経細胞。脳の海馬に存在。1971年、米国出身の神経科学者ジョン=オキーフらが、行動中の齧歯(げっし)類の脳内の電位を直接測定することによって発見...