なか‐ばしら【中柱】
1 茶室内の炉の隅に立てられる柱。ゆがみばしら。 2 部屋の中央にある柱。「母屋の—にそばめる人」〈源・空蝉〉
なが‐ま・る【長まる】
[動ラ五(四)]長くなる。からだを長く伸ばして横になる。「神経痛が起って、いかにも所在なげに—・っている時の」〈島木健作・生活の探求〉
ながし‐よみ【流し読み】
[名](スル)細かい部分はとばして、ざっと読むこと。「新聞を—する」
トンネル‐ブック【tunnel book】
中央をくり抜いた額縁状の絵を重ね、蛇腹に綴じたクラフト絵本。蛇腹を伸ばし、一方向からのぞくと遠近感のある構図が楽しめる。→起こし絵
とんぼ‐つり【蜻蛉釣(り)】
おとりのトンボを竿の先に糸で結んで飛ばし、他のトンボを誘い寄せて捕らえる遊び。また、鳥もちをつけた竿でトンボを捕る遊び。《季 秋》
中(なか)絶(た)・ゆ
中がとぎれる。中断する。また、人との交わりが絶える。「忘らるる身をうぢばしの—・えて人も通はぬ年ぞ経にける」〈古今・恋五〉
とび‐ぐち【鳶口】
樫(かし)の棒の先に鳶のくちばしに似た形の鉄製の鉤(かぎ)をつけたもの。火事のときに家屋を壊したり、材木運搬の際にひっかけたりするのに用いる。鳶。
と‐ばっちり【迸り】
《「とばちり」の音変化》 1 飛び散った水。 2 そばにいて災難を受けること。まきぞえ。とばしり。「けんかの—を食う」
なつ‐ずいせん【夏水仙】
ヒガンバナ科の多年草。葉は幅広の線形で、春に伸び、夏には枯れる。8月ごろ、高さ50〜70センチの花茎を伸ばし、淡紅色のらっぱ状の花を数個開く。中国の原産。《季 夏》「花かざし—の独り立ち/欣一」
とく‐せい【徳政】
1 徳のある政治。免税・大赦などの目立った恩恵を施す政治。仁政。 2 鎌倉・室町時代、貸借・売買契約の破棄のこと。幕府は御家人が質入れ・売却などで失った所領を回復させるため、しばしば徳政令を発布した。