ばんしょこう【蕃藷考】
江戸中期の農書。1巻。青木昆陽著。享保20年(1735)刊。救荒作物としての蕃藷(サツマイモ)の栽培法・貯蔵法などを記したもの。
ばんしょ‐しらべしょ【蕃書調所】
江戸末期、幕府が洋学教授および洋書・外交文書の翻訳などのために設けた機関。安政2年(1855)洋学所として設立。安政4年(1857)開校。のち、洋書調所を経て開成所となる。
ばん‐しん【番新】
「番頭新造」の略。「この中年増がいわゆる—というのであろう」〈鴎外・ヰタ‐セクスアリス〉
ばん‐しん【蕃神/蛮神】
外国人のまつる神。外国から伝わった神。
ばん‐じ【万事】
すべてのこと。あらゆること。「—を人に任せる」「—うまくいっている」「一事が—」
バンジェールビル【Bingerville】
コートジボワール南東部の都市。ギニア湾岸の潟湖(せきこ)に面している。1909年に植民地政府の首都となり、1934年に西約15キロメートルに位置するアビジャンに遷都された。植物園をはじめ、植民地...
万事(ばんじ)休(きゅう)す
《「宋史」荊南高氏世家から》もはや施す手段がなく、万策尽きる。もはやおしまいで、何をしてもだめだという場合に使う。 [補説]「万事窮す」と書くのは誤り。
ばんじ‐ばんざぶろう【磐次磐三郎】
関東から東北にかけて分布する伝説の一。狩人の元祖といわれる兄弟が、山の神の難を助けたりする。大汝小汝(おおなんじこなんじ)。万次万三郎。
ばん‐じゃく【磐石/盤石】
1 重く大きな石。いわお。 2 堅固でしっかりしていてびくともしないこと。「—の基礎を築く」「—の地位」
ばんじゃく‐のり【磐石糊】
小麦粉のグルテンを主成分としてつくる粘着力の強い糊。木細工・革細工に用いる。