いまむかしあやつりねんだいき【今昔操年代記】
西沢一風の著作。享保12年(1727)刊。上下2巻。豊竹座・竹本座のひいき客同士の言い争いを老人が仲裁するという体裁で、浄瑠璃の歴史や太夫の語り口への批評をまとめたもの。
いれ‐あ・げる【入れ揚げる】
[動ガ下一][文]いれあ・ぐ[ガ下二]好きなもののために分別を欠いて多くの金銭をつぎ込む。「ひいき役者に—・げる」
あやつりさんば【操三番】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「柳糸引御摂(やなぎのいとひくやごひいき)」。嘉永6年(1853)江戸河原崎座で初演。翁(おきな)・千歳(せんざい)をぜんまい人形、三番叟(さんばそう)を糸操りの所作で演...
おうえん‐だん【応援団】
特定のスポーツ選手やチームをひいきにして、試合などの際に組織的に応援する人々。また、広く、特定の人に助力したり賛同したりする人々。「人気チームの—」「働く母親たちの—」
えん‐びき【縁引き】
1 血縁や親類の関係にあること。縁故。縁辺。ゆかり。 2 縁故を理由にひいきすること。「兵部様の御—がよろしいゆゑ」〈伎・早苗鳥伊達聞書〉
お‐とくい【御得意】
1 その人が得意とする技芸などを敬意を込めて、また、丁寧にいう語。また、それをからかっていう語。「どういう歌が—ですか」「また—の講釈が始まった」 2 その店の常連の客。ひいき。顧客。「店の—」
かず‐もん【数紋】
ひいきの遊女や役者の紋を自分の紋と並べて衣服につけること。また、その紋。「上には卵色の縮緬に思ひ入れの—」〈浮・一代男・七〉
かけ‐ごえ【掛(け)声】
1 人に呼びかける声。特に、芝居や競技などで、ひいきの者に呼びかける声。 2 勢いをつけたり、調子をとったりするために出す声。 3 新しいことを始めるときに、意気込んで出す声。転じて、近くある事...
かく‐べつ【格別/各別】
[名・形動] 1 普通の場合とは程度・事柄が違っていること。また、そのさま。格段の違いがあるさま。特別。「—な(の)努力」「—にひいきする」「冬の夜の鍋の味は—だ」 2 それぞれ別であること。...
か‐かく【花客】
1 花を見る人。花見の客。 2 (「華客」とも書く)ひいきの客。得意客。とくい。