ひし‐いた【菱板】
「菱縫(ひしぬい)の板」に同じ。
ひ‐しお【醤/醢】
1 (醤) ㋐大豆と小麦で作った麹(こうじ)に食塩水をまぜて造る味噌に似た食品。なめ味噌にしたり調味料にしたりする。ひしお味噌。 ㋑醤油のもろみの、しぼる前のもの。 2 (醢)魚・鳥などの肉の塩...
ひ‐しお【干潮】
引き潮。かんちょう。「浦はそのまま—となって」〈謡・融〉
ひしお‐いり【醤煎り】
魚・鳥の肉を小さく切り塩漬けしたものを、垂れ味噌を煮立てた中に入れて煮、湯引きした山芋を加えてユズの皮を添えた料理。
ひしお‐す【醤酢】
ひしお1と酢。また、ひしお1に酢を加えて酢味噌のようにしたもの。「—に蒜(ひる)搗(つ)き合(か)てて鯛願ふ我にな見えそ水葱の羹(あつもの)」〈万・三八二九〉
ひし‐おり【菱織(り)】
菱形模様が浮き出るように織ること。また、そのように織った織物。
ひし‐かくし【秘し隠し】
秘めて隠すこと。ひたすら隠すこと。「今日が日まで—にかくされていたと云う表面の事実には」〈里見弴・多情仏心〉
ひし‐かく・す【秘し隠す】
[動サ五(四)]秘密にして人に知られまいとする。ひたすら隠す。「敵のようなりし御二方の同一(ひとつ)になりて—・したまうに心怯(おく)れて」〈紅葉・不言不語〉
ひしかわ【菱川】
姓氏の一。 [補説]「菱川」姓の人物菱川師宣(ひしかわもろのぶ)
ひしかわ‐は【菱川派】
浮世絵の一派。菱川師宣(もろのぶ)を祖とし、その子師房や門人たち。