ひっ‐ぱが・す【引っ剝がす】
[動サ五(四)]《「ひきはがす」の音変化》勢いよくはがす。手荒くはがす。ひっぺがす。ひっぱぐ。「ガムテープを—・す」「化けの皮を—・す」 [可能]ひっぱがせる
ひっ‐ぱぎ【引っ剝ぎ】
「ひきはぎ」の音変化。「高市(たかいち)の山にて—にあひ」〈平家・一二〉
ひっ‐ぱく【逼迫】
[名](スル) 1 行き詰まって余裕のなくなること。事態が差し迫ること。「情勢が—する」「財政が—する」 2 苦痛や危難が身に迫ること。「身心悩乱して、五体—しければ」〈太平記・二三〉
ひっ‐ぱ・ぐ【引っ剝ぐ】
[動ガ五(四)]《「ひきはぐ」の音変化》「引っ剝(ぱ)がす」に同じ。「毛布を—・ぐ」
ひっ‐ぱず・す【引っ外す】
[動サ五(四)]《「ひきはずす」の音変化》強く引っぱってはずす。手荒くはずし取り去る。「棚板を—・す」
ひっ‐ぱた・く【引っ叩く】
[動カ五(四)]強くたたく。手荒く打つ。「顔を—・く」「内角の直球をコンパクトに—・く」 [可能]ひっぱたける
ひっ‐ぱなし【引っ放し】
言葉や態度の端々に、それとなく現れること。「頼む言葉の—、あいくろしげにほのめかし」〈浄・用明天王〉
ひっ‐ぱり【引っ張り】
1 引っ張ること。 2 路傍に立って通行人の袖を引っ張って客をとった売春婦。よたか。つじぎみ。「夜鷹だか、—だか」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 3 合同ですること。共同。「爰(ここ)では花も—にもら...
ひっぱり‐おうりょく【引っ張り応力】
物体が外力によって引っ張られるとき、それに応じて内部に生じる力。
ひっぱり‐きょうど【引っ張り強度】
繊維や金属などが一定方向に引っ張られたときに、断裂せずに耐える限界の強度。→剪断強度