ひとつ‐ひとつ【一つ一つ】
多くあるものの、それぞれ。副詞的にも用いる。ひとつずつ。いちいち。「—が思い出の品だ」「—丹念に調べる」
ひと‐つぶ【一粒】
ひとつの粒。
ひとつぶ‐えり【一粒選り】
1 一粒ずつ選び出すこと。また、そのもの。ひとつぶより。 2 多くのものの中からよりすぐること。また、そのもの。つぶより。ひとつぶより。
ひとつぶ‐かのこ【一粒鹿の子】
絞りの非常に細かい鹿の子絞り。
ひとつぶ‐だね【一粒種】
大切なひとりっこ。ひとりご。「—の息子」
ひと‐つぶて【人礫】
人を小石のように軽々と投げること。「宙にさしあげたれども、—に打つまではさすが叶(かな)はず」〈太平記・三三〉
ひとつぶ‐の‐むぎ【一粒の麦】
《新約聖書「ヨハネ伝」第12章、一粒の麦は地に落ちることによって無数の実を結ぶと説いたキリストの言葉から》人を幸福にするためにみずからを犠牲にする人。また、その行為。
ひとつぶ‐より【一粒選り】
「ひとつぶえり」に同じ。「—の極上品」
ひとつ‐べっつい【一つ竈】
1 一つだけ設けたへっつい。 2 《形が1に似るところから》剃髪(ていはつ)後にもう一度髪を伸ばし始めて、まだ結髪できないときの、月代(さかやき)と額だけをそった髪形。 3 歌舞伎の鬘(かつら)...
ひとつ‐ぼし【一つ星】
1 明け方または夕方にただ一つ出ている星。明けの明星。また、宵の明星。金星。 2 航海の方位の基準とする星。北極星。