日(ひ)の目(め)を◦見(み)る
それまで埋もれていたものが世に知られるようになる。また、長い間不遇だった者が世に認められるようになる。「五十年ぶりに—◦見た作品」「長年の研究がようやく—◦見る」
ひ‐の‐もと【日の本】
《日が昇る本の意》日本の異称。日の本の国。「—一の山」
ひ‐の‐もと【火の元】
火事のもととなるような火のある所。火を使う所。「—に注意する」
ひのもと‐の【日の本の】
[枕]日が昇る本の国の意から、「大和(やまと)」にかかる。「—大和の国の鎮(しづ)めともいます神かも」〈万・三一九〉
ひのもと‐の‐くに【日の本の国】
「日の本」に同じ。
ひ‐の‐もの【火の物】
火で煮たり焼いたりした食物。
ひのもの‐だち【火の物断ち】
祈願のために、火を通した物を断って食べないこと。
ひの‐やくし【日野薬師】
法界寺(ほうかいじ)の通称。
ひのやま【火の山】
津島佑子の長編小説。富士山麓に住む有森家の5代にわたる物語。平成10年(1998)刊行。同年、第34回谷崎潤一郎賞、第51回野間文芸賞受賞。副題は「山猿記」。
ひ‐の‐やまい【火の病】
高熱の出る病気。熱病。「清盛入道は—と申す難病に冒され」〈浄・孕常盤〉