ふし‐ぐろ【節黒】
ナデシコ科の越年草。山地に生え、高さ約80センチ。茎の節が暗紫色をし、葉が対生してつく。夏、白い小花を輪生する。薩摩にんじん。
ふしぐろ‐せんのう【節黒仙翁】
ナデシコ科の多年草。山地の樹陰に生え、高さ50〜70センチ。茎の節は紫黒色で太く、卵形の葉が対生してつく。夏、朱赤色の5弁花を開く。逢坂草(おうさかそう)。
ふし‐げき【節劇】
《「浪花節(なにわぶし)劇」の略》浪花節を丸本(まるほん)歌舞伎(義太夫狂言)における義太夫節のように用いて行う劇。
ふし‐こ【節蚕】
膿病(のうびょう)にかかり、環節がふくらんで節状になった蚕。
ふしこぶ‐だ・つ【節瘤立つ】
[動タ五(四)]節や瘤が多くて、ごつごつしている。「—・ちたる腕を扼(やく)して」〈魯庵・社会百面相〉
ふし‐ごと【節事】
義太夫節で、歌謡風に細かく節をうたう部分。道行や景事(けいごと)など。
ふし‐ざま【伏し様】
うつぶせ。「弓手の方へ乗り越して、—にどうど落つ」〈古活字本平治・中〉
ふし‐しず・む【伏(し)沈む】
[動マ五(四)]伏して悲しむ。また、思いなげく。「面(かお)を掩(おお)いて—・む女児(めのこ)の姿のいじらしさに」〈逍遥・当世書生気質〉
ふし‐しば【伏し柴】
1 柴のこと。 2 マコモの別名。
ふし‐せたい【父子世帯】
「父子家庭」に同じ。