ふだ‐さし【札差】
江戸時代、蔵米取りの旗本・御家人に対して、蔵米の受け取りや売却を代行して手数料を得ることを業とした商人。取次業の他にその蔵米を担保にして金融業を行い、巨富を畜えた。名の起こりは、蔵米受取人の名を...
ふだ‐さん【普陀山】
中国浙江省、舟山群島にある山。10世紀にインドの補陀落(ふだらく)にならって開かれた観音信仰の霊場。プートゥオシャン。
ふだ‐しょ【札所】
巡礼者が参拝のしるしとして、札を納めたり受け取ったりする所。三十三所の観音の霊場、八十八所の弘法大師の霊場など。
ふだ‐せん【札銭】
1 江戸時代、振り売り許可の札を受けたときに納めた金銭。 2 「木戸銭(きどせん)」に同じ。「諸見物の—を売りけるに」〈浮・永代蔵・四〉
ふだ‐だいし【補陀大士】
《補陀落山に住む菩薩(ぼさつ)の意》観世音菩薩の異称。
ふだ‐つき【札付き】
1 札がついていること。特に、商品に正札がついていること。また、そのもの。 2 定評のあること。特に、悪い評判が定着していること。また、その人。「—の悪党」 [補説]良い評判は「折り紙付き」という。
ふだ‐どめ【札止め/札留め】
1 劇場などで、満員のため入場券の発売を止めること。「—の盛況」 2 立ち入り・通行などを禁止する札を立てること。
フダニト【whodunit】
⇒フーダニット
ふだ‐の‐つじ【札の辻】
江戸時代、官の制札を立てた辻。現在、多く地名として残る。
ふだ‐ば【札場】
1 芝居小屋の札売り場。 2 「高札場(こうさつば)」に同じ。