ぶつ‐みょう【仏名】
1 仏の名号(みょうごう)。仏の名前。 2 「仏名会(ぶつみょうえ)」の略。
ぶつみょう‐え【仏名会】
陰暦12月15日(のちに19日)から3日間、宮中や諸国の寺院で仏名経を読んで三世諸仏の名号を唱え、その年の罪障を懺悔(さんげ)し消滅を祈る法会。仏名懺悔。お仏名。《季 冬》「板敷に光るつぶりや—...
ぶつみょう‐きょう【仏名経】
仏教経典。12巻。菩提流支訳。三世十方の諸仏の名号を列挙したもの。仏名会で読誦されたが、のちに三千仏名経が代わって用いられる。同名の経典は他にも多数ある。
ぶつ‐めい【物名】
1 物の名。 2 「物名歌(ぶつめいか)」の略。
ぶつめい‐か【物名歌】
和歌・連歌・俳諧で、歌や句の意味とは関係なく物の名を詠み込んだもの。古今集の「心から花のしづくにそぼちつつうくひずとのみ鳥のなくらむ」にみえる「うくひず(憂(う)く干(ひ)ず)」に「うぐいす」を...
ぶつ‐めつ【仏滅】
1 仏の入滅。釈迦(しゃか)の死。 2 暦注の六曜の一。万事に凶とする大悪日。仏滅日。
ぶつ‐もん【仏門】
仏の説いた道。仏道。
仏門(ぶつもん)に入(い)・る
出家する。仏門にはいる。
ぶつ‐や・く
[動カ四]ぶつぶつ言う。「色々の者どもが、何とやら—・くげな」〈浮・商人職人懐日記〉
ぶつ‐よく【物欲/物慾】
物や金銭を自分のものにしたいという欲望。物や財産への執着心。