サビニのおんなたちのりゃくだつ【サビニの女たちの略奪】
《原題、(フランス)L'Enlèvement des Sabines》プーサンの絵画。カンバスに油彩。ローマ人がサビニ人をだまして多くの未婚の女性たちを略奪した伝説を描いたもの。パリ、ルーブル美...
さばえ‐なす【五月蠅なす】
[枕]さばえのように、の意で、「騒く」「荒ぶる」にかかる。「—騒く子どもを打棄(うつ)てては」〈万・八九七〉
サフィータ【Safita】
シリア西部の都市。タルトゥースの南東約30キロメートルに位置する。12世紀から13世紀にかけて十字軍の拠点となり、テンプル騎士団が築いたシャステルブラン(ブルジュサフィータ)があることで知られる。
さ‐まね・し
[形ク]たび重なるさま。数が多い。「うらさぶる心—・しひさかたの天(あめ)のしぐれの流れあふ見れば」〈万・八二〉
サボイ‐きゅうでん【サボイ宮殿】
《Savoyai-kasté》ハンガリー中部の町ラーツケベにある宮殿。ハプスブルク家に仕えた名将、サボイア家のオイゲン公の離宮としてドナウ川の中州チェペル島に建造。ベルベデーレ宮殿を手掛けた建築...
ザブジェ【Zabrze】
ポーランド南部の都市。カトビツェの北西約210キロメートルに位置する。鉱物資源に恵まれ、シロンスク地方の主要な工業都市となった。ドイツ領時代はヒンデンブルクとよばれた。
算(さん)を乱(みだ)・す
算木を乱したように、ちりぢりばらばらになる。散乱する。算を散らす。「机だの、卓子(テイブル)だの、—・した中を拾って通った」〈鏡花・婦系図〉
ざん‐かい【残懐】
思い残すこと。また、その思い。「国家の末を思いいたれば、—山のごとく此胸やぶるるばかり」〈一葉・うもれ木〉
さんじゅうにねん‐テーゼ【三十二年テーゼ】
昭和7年(1932)、コミンテルンが日本共産党に指示した運動方針。日本革命の性質を、社会主義革命への強行的転化の傾向をもつブルジョア民主主義革命と規定し、講座派の理論的支柱となった。→二十七年テーゼ
サンクリストバル‐の‐おか【サンクリストバルの丘】
《Cerro San Cristóbal》 ペルーの首都リマにある丘。市街北東部に位置する。標高約400メートル。インカ帝国を滅ぼしたスペインのピサロが、勝利を記念して十字架と教会を建て、聖人...