へだた・る【隔たる】
[動ラ五(四)] 1 間に距離があって離れる。また、距離ができて離れる。遠ざかる。「約10キロ—・っている」 2 間に物があって遮られる。「両県は山脈で—・る」 3 時間的に離れる。また、年月が...
へだ・つ【隔つ】
[動タ四]「隔たる」に同じ。「はろはろに思ほゆるかも白雲の千重(ちへ)に—・てる筑紫の国は」〈万・八六六〉
[動タ下二]「へだてる」の文語形。
へだて【隔て】
1 間を仕切ること。境をすること。また、そのもの。仕切り。「屏風(びょうぶ)で—をする」 2 差別をすること。分け隔て。「—なくどの子も平等に育てる」 3 遠慮して打ち解けないこと。「—のないつ...
へだて‐おも・う【隔て思ふ】
[動ハ四]心に隔てを置く。よそよそしくする。「ただかやうの筋の事なむいみじう—・う給ひて」〈源・胡蝶〉
へだて‐がお【隔て顔】
[名・形動ナリ]打ち解けない顔つき。よそよそしい態度。また、そのさま。「恥づかしけれど、何かは、—にもあらむ」〈源・宿木〉
へだて‐がま・し【隔てがまし】
[形シク]いかにも打ち解けないようすである。「たはぶれにても、かやうに—・しき事」〈源・若菜上〉
へだて‐ごころ【隔て心】
打ち解けない心。隔意(かくい)。隔心(かくしん)。「(松虫ハ)いと—ある虫になむありける」〈源・鈴虫〉
へだて‐の‐せき【隔ての関】
間を隔てて関となっているもの。「小さき山を、—に見せたれど」〈源・胡蝶〉
へだ・てる【隔てる】
[動タ下一][文]へだ・つ[タ下二] 1 物の間に距離をおく。「五メートル—・ててくいを打つ」 2 物を間に置く。また、置いて遮る。仕切る。「障子を—・てて話す」「ついたてで部屋を—・てる」 3...
へちま【糸瓜/天糸瓜】
1 ウリ科の蔓性(つるせい)の一年草。巻きひげで他に絡みつく。葉は手のひら状に浅く裂けていて、長い柄をもつ。夏から秋、黄色い雄花と雌花とを開き、濃緑色の実を結ぶ。実はふつう長さ約60センチの円柱...