べく‐そうろ・う【べく候ふ】
[連語]「べし」を丁寧に表す。中世以降、多く手紙文に使われた。…ましょう。…でしょう。…するつもりです。「万あすあさての程にまゐり候うて、申し候ふ—・ふ。かしこ」〈実隆公記・文明六年正月四日五日紙背〉
べく‐さかずき【可杯/可盃】
《「可(べく)」の字は、もと日用文・手紙文などで「可行候(ゆくべくそうろう)」のように、必ず上に置いて下には置かないところから》飲みほすまでは下に置けないように底に小さい穴をあけた杯。酒をつがれ...
ヴェクサシオン【Vexations】
サティ作曲のピアノ曲。約1分の短いテーマを840回繰り返す。曲名は「嫌がらせ、癪(しゃく)の種」の意。 新井満の恋愛小説。昭和62年(1987)刊。題名はにちなむ。