ベニ‐スエフ【Beni Suef】
エジプト、ナイル川下流西岸の都市。周辺では綿花や穀類が生産され、紡績業、精糖が盛ん。近郊に古代エジプト時代の都市遺跡ヘラクレオポリスがある。ベニスウェーフ。
べに‐すずめ【紅雀】
スズメ目カエデチョウ科の鳥。全長約10センチ。雄は全体に赤紅色で白点が散在し、雌は黄褐色。雌雄ともくちばしが赤い。南アジアの草原に分布。飼い鳥とされる。
べに‐すずめ【紅天蛾】
スズメガ科の昆虫。翅(はね)の開張6センチくらいで、全体に紅桃色。後ろ翅(ばね)の基部に黒紋がある。幼虫の食草はカワラマツバ・ホウセンカなど。
ベニスにしす【ベニスに死す】
《原題、(ドイツ)Der Tod in Venedig》トマス=マンの短編小説。1912年発表。初老の作家が旅先のベニスで出会った美少年に心を奪われ、滞在を引き延ばすうちに客死するまでを描く。自...
ベニスのしょうにん【ベニスの商人】
《原題The Merchant of Venice》シェークスピアの喜劇。5幕。1596年ごろの作。ユダヤ人の高利貸しシャイロックからの借金を返済できないベニスの商人アントニオが、ポーシアの機知...
べにずり‐え【紅摺り絵】
浮世絵版画で、墨版のほか紅・緑を主としたわずかな色数の色摺り木版画。江戸中期に始まり、のち錦絵(にしきえ)に発展した。紅絵(べにえ)ともよばれたが、今日では区別している。
ベニゼル‐ひろば【ベニゼル広場】
《Plateia Venizelou/Πλατεία Βενιζέλου》ギリシャ南部、クレタ島の港湾都市イラクリオンにある広場。旧市街の中央広場。17世紀にベネチア人が造ったモロシニの噴水がある。
べに‐ぞめ【紅染(め)】
紅色に染めること。また、染めたもの。ベニバナで染めたものは本紅染めともいう。くれないぞめ。
べに‐たけ【紅茸】
ベニタケ科ベニタケ属のキノコの総称。茎が太くて短く、傘は浅い漏斗状に開き、赤色のものが多い。大部分が無毒で、食用にされるものもある。ドクベニタケ・アイタケなど。《季 秋》「—を怖れてわれを怖れず...
べに‐ちょく【紅猪口】
内側に紅を塗りつけた猪口形の容器。指先で溶いて唇に塗る。べにちょこ。