ほうえい‐ざん【宝永山】
富士山の南東斜面にある側火山。標高2702メートル。宝永4年(1707)の爆発で形成。
ほうえい‐じしん【宝永地震】
宝永4年(1707)10月4日に発生した、日本の歴史上最大級の地震の一。マグニチュードは8.6と推測される。遠州灘(えんしゅうなだ)沖と紀伊半島沖で二つの大地震が同時に発生したとも考えられ、東海...
ほうえい‐つうほう【宝永通宝】
江戸幕府が、宝永5年(1708)から翌年にかけて発行した銅貨。1枚が並銭10文相当とされたため十文銭といわれ、また、大型であったため大銭ともよばれた。
ほう‐えき【法益】
法によって保護される利益。狭義には、刑法で保護される社会生活上の利益。保護法益。
ほう‐えき【縫腋】
1 衣服の両わきの下を縫い合わせておくこと。また、そのもの。⇔闕腋(けってき)。 2 「縫腋の袍(ほう)」の略。
ほうえき‐の‐ほう【縫腋の袍】
両わきの下を縫い合わせて裾に襴(らん)をつけた袍。天皇・文官および四位以上の武官が着用した。闕腋(けってき)の袍に対していう。まつわしのうえのきぬ。縫腋。
ほう‐えつ【法悦】
1 仏の教えを聞き、それを信じることによって心にわく喜び。法喜。 2 うっとりとするような喜び。エクスタシー。「—にひたる」
ほうえつのマグダラのマリア【法悦のマグダラのマリア】
《原題、(イタリア)Maria Maddalena in estasi》カラバッジョの絵画。カンバスに油彩。縦107.5センチ、横98センチ。恍惚(こうこつ)の表情で目に涙を浮かべるマグダラのマ...
ほう‐えん【方円】
1 四角と丸。方形と円形。「水は—の器に従う」 2 兵法で、陣立ての一。敵が鋒矢(ほうし)の備えで突撃してきたとき、それを包みこんで討つようにした円形の陣形。
ほう‐えん【芳縁】
よい因縁(いんねん)。めでたい縁。「先世の—も浅からずや思ひ知られけん」〈平家・三〉