たか‐あみ【高網】
1 鳥網の一。水辺に高さ2メートルほどの竹を向かい合わせて立て、もち糸を張り、カモなどを捕る。 2 巻網の一。袖網(そであみ)と袋網とからなり、ムロアジを捕る。
たお‐や・ぐ
[動ガ四]物腰・態度がもの静かで上品になる。しなやかになる。「母君は、ただいと若やかにおほどかにて、やはやはとぞ—・ぎ給へりし」〈源・玉鬘〉
たくらだ【田蔵田】
ジャコウジカに似た獣で、ジャコウジカを狩るとき、飛び出してきて殺されるという。転じて、自分に無関係なことで死んだり傷ついたりするもの。愚かもの。まぬけ。「さてもさても、これほどの—は、なしと思ひ...
たけ‐がえし【竹返し】
伝承的な子供の遊びの一。長さ15センチ、幅2センチほどの竹べら数本を上に投げて手の甲で受け、そのまま滑り落として全部を表か裏かにそろえることを競う。竹なんご、六歌仙などともいう。
たて‐なし【楯無】
《楯を必要としないほどじょうぶに作ってある意》 源氏八領の鎧(よろい)の一。
甲斐武田家に伝えられた鎧の一。
たち‐なら・す【立ち均す/立ち平す】
[動サ四]踏みつけて平らにする。また、平らにするほど、その地を幾度も訪れる。「海石榴市(つばきち)の八十(やそ)の衢(ちまた)に—・し結びし紐を解かまく惜しも」〈万・二九五一〉
たつぎ【鐇】
《「たつき」とも》木を伐採するのに用いる刃はばの広い大きな手斧(おの)。「斧—を二三度ばかりうち立つるほどに」〈今昔・一一・二二〉
たち‐なら・ぶ【立(ち)並ぶ】
[動バ五(四)] 1 並んで立つ。「沿道に群衆が—・ぶ」「アパートが—・ぶ」 2 才能・力量などが同じほどである。肩を並べる。「技術で彼に—・ぶ人はいない」
[動バ下二]同列に並べる。同じよ...
たっぴつ
[形動][文][ナリ]満ちあふれるほどたくさんあるさま。「杯洗(すまし)の水は…水ぎれだ。かわりを—にもってきな」〈魯文・安愚楽鍋〉
たち‐い・ず【立ち出づ】
[動ダ下二] 1 立って外へ出る。その場を去る。「ここなるこれかれ送りに—・でたれば」〈かげろふ・中〉 2 立って来る。出て来る。「かの小柴垣(こしばがき)のほどに—・で給ふ」〈源・若紫〉 3 ...