たれどき‐ぼし【誰時星】
明け方に見える金星の異称。明けの明星(みょうじょう)。かわたれぼし。「暁の—も清澄(きよずみ)の海原とほくのぼる山かな」〈廻国雑記〉
ちちり‐ぼし【ちちり星】
二十八宿の一、井宿(せいしゅく)の和名。双子座の西部、μ(ミュー)星付近をさす。→井(せい)
ちょうさん‐ぼし【朝三暮四】
《中国、宋の狙公(そこう)が、飼っている猿にトチの実を与えるのに、朝に三つ、暮れに四つやると言うと猿が少ないと怒ったため、朝に四つ、暮れに三つやると言うと、たいそう喜んだという「荘子」斉物論など...
ちりこ‐ぼし【ちりこ星】
二十八宿の一、張宿(ちょうしゅく)の和名。→張
つみ‐ほろぼし【罪滅ぼし】
[名](スル)善行をして過去の罪のつぐないをすること。「せめてもの—」
つり‐ぼし【吊り干し】
[名](スル)洗濯物を洋服掛けなどにかけて干すこと。吊り掛け干し。→平干し
亭主(ていしゅ)の好(す)きな赤烏帽子(あかえぼし)
烏帽子は黒塗りが普通であるが、亭主が赤い烏帽子を好めば家族はそれに同調しなければならない意から、どんなことでも、一家の主人の言うことには従わなければならないということのたとえ。亭主の好きな赤鰯(...
てんとう‐ぼし【天道干し】
1 日光にさらしてほすこと。 2 路上にござなどを敷き、商品を並べて商う店。大道店。ほしみせ。「夜店や—から買い廻りて」〈饗庭篁村・権妻の果〉
てんぴ‐ぼし【天日干し/天日乾し】
魚介類などを直接日光に当てて干すこと。また、そのようにして作った干物。
でき‐ぼし【出来星】
にわかに出世したり、金持ちになったりすること。また、その人。成り上がり。「有繋(さすが)に—の今様紳士には摸擬(まね)のならぬ嗜好(このみ)が見える」〈魯庵・社会百面相〉