まえく‐づけ【前句付(け)】
雑俳の一。出題された七・七の短句(前句)に五・七・五の長句(付句)をつけるもの。元禄(1688〜1704)ごろから庶民の間に流行、のちの川柳の母体となる。例えば「美事(みごと)なりけり美事なりけ...
まえ‐げい【前芸】
本芸に入る前に小手調べとして演じるちょっとした芸。
まえ‐げいき【前景気】
事の始まる前の人気・評判。「—をあおる」
まえ‐こうじょう【前口上】
実演・実技などの始まる前に述べる口上。また、本題に入る前に述べる言葉。まえおき。「—が長い」
まえ‐こぐち【前小口】
書物の、背の反対側の部分。小口。→小口2
まえ‐こごみ【前屈み】
「まえかがみ」に同じ。
まえ‐こさく【前小作】
小作米を前納する契約でする小作。
まえ‐ごし【前腰】
袴(はかま)の前側のひもの、腹に当たる部分。⇔後ろ腰。
まえ‐さがり【前下(が)り】
1 物の前部が、後部よりも下がっていること。⇔前上がり。 2 婦人服で、前身頃の背丈の基礎線より下がっている部分。 3 和服で、羽織やコートの前身丈を脇から襟付けに向かって斜めに下げて長くするこ...
まえ‐さき【前先】
将来。また、将来を見抜くこと。「道具諸色は売ってしまひ、金にして内を出て来たは、こりゃ是(これ)—といふものぢゃ」〈伎・韓人漢文〉