まぎら【紛ら】
まぎらわすこと。ごまかし。「えてあんな事で—を食はされるものぢゃ」〈伎・桑名屋徳蔵〉
まぎら‐かし【紛らかし】
九州地方で、嫁入りの際に嫁につき添っていく未婚の女性をいう。花嫁と同じ礼装で宴席に並ぶ。嫁紛らかし。添い嫁。
まぎら‐か・す【紛らかす】
[動サ五(四)]「紛らす」に同じ。「寂しさを—・す」
まぎら・す【紛らす】
[動サ五(四)]関心を他に移すなどして、そのことがわからなくなるようにする。ごまかす。また、気持ちを他に向けてふさいだ気分などを晴らす。まぎらわす。「姿を人込みに—・す」「気を—・す」「退屈を—...
まぎら・せる【紛らせる】
[動サ下一]「紛らす」に同じ。「恋の悩みをスポーツで—・せる」
まぎらわし【紛らはし】
まぎれるようにすること。関心などを他に移すようにすること。「御心の—には、さしも驚かせ給ふばかり聞こえなれはべらば」〈源・橋姫〉
まぎらわし・い【紛らわしい】
[形][文]まぎらは・し[シク]《古くは「まきらはし」》 1 似ていて区別がつきにくい。「本物と—・いレプリカ」「—・い名前」 2 まぶしい。まばゆい。「上野(かみつけの)まぐはしまとに朝日さし...
まぎらわ・す【紛らわす】
[動サ五(四)]「紛らす」に同じ。「水で空腹を—・す」