すい‐づつ【吸(い)筒】
酒や水を入れて持ち歩く筒形の容器。水筒。「弁当の用意を致し、酒を—へ詰め込みまして」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
すくなから‐ぬ【少なからぬ】
[連語]数量や程度が少なくない。かなり多くの。「—御配慮を賜りまして」
じ‐もの
[接尾]《形容詞語尾「じ」+名詞「もの」から》名詞に付いて、…のようなもの(として)、…であるもの(として)などの意を表す。連用修飾句として用いられることが多い。「鳥—朝立ちいまして」〈万・二一...
すり‐みつ【すり蜜】
砂糖と水を煮詰め、冷ましてからかきまぜ、細かい結晶を作り出したクリーム状の白い蜜。菓子の飾りなどに用いる。フォンダン。
すん‐と
[副] 1 表情などに喜怒哀楽があらわれず、落ち着いているさま。 2 とりすまして人を寄せつけないさま。そっけなく振る舞うさま。つんと。「をかしき事を笑ひ、腹立つ事は—した顔」〈浮・新色五巻書・...
すまし‐や【澄まし屋】
いつも気どってまじめそうな顔つきをしている人。とりすましている人。
すまし‐がお【澄まし顔】
[名・形動]いかにも気取っている顔。とりすましている顔。また、そのさま。「写真撮影で—になる」
じゅ‐ろう【入牢】
[名](スル)牢に入れられること。また、牢に入ること。にゅうろう。⇔出牢。「以前其の子分のことで—しまして」〈鉄腸・花間鶯〉
しみ‐こお・る【凍み氷る】
[動ラ四] 1 かたくこおる。こおりつく。「雪いたう積もりて—・りたる呉竹の枝に」〈狭衣・二〉 2 こおりついたように感情が働かなくなる。気がひどくめいる。「身もきるるやうに、心も—・りて」〈宇...
さかどり‐の【坂鳥の】
[枕]鳥が朝早く坂を飛び越えていく意から、「朝越ゆ」にかかる。「—朝越えまして」〈万・四五〉