まち‐びと【待(ち)人】
来るのを待たれている人。待っている相手。「—来たらず」
まち‐ふう【町風】
町家特有の風俗。町家ふう。まちのふう。「請け出すといふその日より、衣裳をもみな—に」〈浄・淀鯉〉
まち‐ぶぎょう【町奉行】
江戸幕府の職名。寺社奉行・勘定奉行とともに三奉行の一。老中に属し、江戸の町方の行政・司法・警察など民政全般をつかさどった。京都・大坂・駿府(すんぷ)などにもあったが、単に町奉行といえば江戸のもの...
まち‐ぶせ【待(ち)伏せ】
[名](スル)まちぶせること。「先回りして—する」
まち‐ぶ・せる【待(ち)伏せる】
[動サ下一][文]まちぶ・す[サ下二]不意を襲うために、めざす相手の来るのを隠れて待つ。「—・せて捕まえる」
まち‐ぶれ【町触れ】
江戸時代、幕府や大名が町中へ法令を触れること。また、その法令。
まち‐べん【町弁】
《町の弁護士の意。「マチ弁」とも書く》個人で開業し、主に地域住民からの依頼を受ける弁護士。→いそ弁 →宅弁 →軒(のき)弁 →携帯弁
まち‐ぼうけ【待ち惚け】
待っている相手がついに来ないこと。まちぼけ。
待(ま)ち惚(ぼう)けを食(く)わ・す
待ち合わせの約束を守らず、人をむだに待たせる。「昼過ぎまで—・された」
まち‐ぼけ【待ち惚け】
「まちぼうけ」に同じ。「昌造は—を喰わされた」〈里見弴・安城家の兄弟〉