せん・する【僭する】
[動サ変][文]せん・す[サ変]思い上がって身分・力量の上の人をまねる。おごって身分不相応なことをする。「公家を—・する田舎侍」「恩人ならぬ人はわが人好(よ)きに乗じて—・して我師となれり」〈鴎...
そら‐なき【空鳴き】
本当かと思わせるように鳴くこと。鳴き声をまねること。「天の戸を明けぬ明けぬと言ひなして—しつる鳥の声かな」〈後撰・恋二〉
たぐ・える【類える/比える】
[動ア下一][文]たぐ・ふ[ハ下二] 1 並べて比較する。また、なぞらえる。「他に—・えるものがない」 2 並ばせる。添わせる。「花の香を風のたよりに—・へてぞ鶯(うぐひす)さそふしるべにはやる...
て‐まね【手真似】
手を動かして物事のようすをまねること。「—で知らせる」
なき‐まね【泣(き)真似/鳴(き)真似】
1 (泣き真似)泣くまねをすること。そらなき。 2 (鳴き真似)動物の鳴き声をまねること。
に・せる【似せる】
[動サ下一][文]に・す[サ下二]似るようにする。まねる。「実物に—・せる」
二匹目(にひきめ)の泥鰌(どじょう)
《「柳の下に何時(いつ)も泥鰌は居ない」から》他人の成功した行為や作品をまねること。「—を狙う」
にわとりむこ【鶏聟】
狂言。婿が人から婿入りの作法として鶏冠をつけて鶏の鳴き声をまねるようにうそを教えられ、そのとおりにすると、舅(しゅうと)も婿に恥をかかすまいと鳴き返す。
ぬす・む【盗む/偸む】
[動マ五(四)] 1 ひそかに他人のものを取って自分のものにする。「金品を—・む」 2 他人の技・芸や考えなどをひそかに、また無断でまねる。「他人の論文を—・む」 3 人に気づかれないように、何...
ねずみ‐じょうど【鼠浄土】
昔話の一。爺(じい)が落として転がった握り飯を追って穴へ入ると、鼠の国へ案内され、歓待されたうえに土産をもらって帰る。隣の爺がまねをして穴へ入り、猫の鳴き声をまねると穴が崩れて埋まってしまうとい...