はかま‐のう【袴能】
登場者が面・装束をつけず、紋服に袴のままで演じる能。《季 夏》「伯父といふこはき人あり—/時彦」→装束能
のち‐の‐あおい【後の葵】
賀茂の祭の日に簾(すだれ)などにかけた葵を、祭りが過ぎた後日までそのまま残しておいたもの。「祭過ぎぬれば、—不用なりとて」〈徒然・一三八〉
のり‐あい【乗(り)合い】
1 他人どうしが、同じ乗り物に一緒に乗ること。また、その人。「—の釣り船」 2 「乗合自動車」「乗合馬車」「乗合船」などの略。 3 乗り物に乗ったまま出会うこと。特に、貴人の行列に出会ったとき、...
のり‐い・れる【乗(り)入れる】
[動ラ下一][文]のりい・る[ラ下二] 1 乗り物を中へ進め入れる。乗り物に乗ったまま中へはいる。「正面玄関まで車を—・れる」 2 バス・鉄道などの路線を延長して、ある地域まで通じるようにする。...
のり‐い・る【乗(り)入る】
[動ラ五(四)] 1 乗り物に乗ったまま中に入る。「ジブラルタルの瀬戸を目的(めがけ)て—・りつつ」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 2 騎馬で敵陣に攻め入る。「来島が兵は蛤御門に—・りて」〈染崎延房...
のり‐うち【乗り打ち】
馬・駕籠(かご)などに乗ったまま、貴人・神仏などの前を通り過ぎること。下乗(げじょう)の礼を欠くこと。「門前まで—にして」〈太平記・一一〉
のみ‐すて【飲(み)捨て】
飲んで、その余りを捨てること。また、飲んだまま放置すること。「缶ジュースを—にする」
のり‐き・る【乗(り)切る】
[動ラ五(四)] 1 乗ったままで向こうまで行ききる。「ヨットで大西洋を—・る」 2 困難・危機などを切り抜ける。「難局を—・る」 3 残らず乗る。また、十分に乗る。「全員バスに—・るのを待つ」...
のみ‐たお・す【飲(み)倒す】
[動サ五(四)] 1 酒を飲んで代金を支払わないままにする。「客に—・される」 2 「飲み潰(つぶ)す」に同じ。「身代を—・す」
のみ‐さ・す【飲み止す】
[動サ五(四)]飲みはじめて中途でやめる。「茶を—・したまま席を立つ」