まめ‐ざき【豆咲き】
エンドウ・フジなどマメ科植物にみられる蝶形をしている花。
まめ・し【忠実し】
[形シク]まめである。誠実である。勤勉である。「人がらも—・しく、いとねんごろに思ひきこえ給へれば」〈増鏡・草枕〉
まめ‐じか【豆鹿】
偶蹄(ぐうてい)目マメジカ科の哺乳類の総称。最小の有蹄類で、体高20〜35センチ。背が丸く、角をもたない。南アジアと西アフリカに4種が知られる。ねずみじか。
まめ‐ぞうむし【豆象虫】
甲虫目マメゾウムシ科の昆虫の総称。体長は5ミリくらいで卵形をし、赤褐色から黒色。乾いた豆に産卵し、幼虫は内部に食い入る。アズキゾウムシ・インゲンゾウムシ・エンドウゾウムシなど。
まめ‐たにし【豆田螺】
マメタニシ科の巻き貝。水田や沼などにすむ。貝殻は細長い円錐形で、殻高13ミリくらい。殻表は滑らかで淡黄褐色。本州・九州に分布する。肝吸虫の第1中間宿主。
まめ‐つき【豆搗き】
《「まめづき」とも》黄な粉。〈和名抄〉
まめ‐づた【豆蔦】
ウラボシ科の常緑多年生のシダ。山地の岩上や樹上に着生し、細い根茎がツタのようにはい、卵円形の厚い栄養葉をつける。胞子葉はへら形。まめごけ。いわまめ。
豆鉄砲(まめでっぽう)を食(く)った鳩(はと)のよう
⇒鳩(はと)が豆鉄砲(まめでっぽう)を食ったよう
まめまめ‐し・い【忠実忠実しい】
[形][文]まめまめ・し[シク] 1 ほね惜しみせずに、よく働くようすである。まじめで、よく努めている。「—・く働く」 2 誠実である。実意がある。「あはれに—・しうのたまふを」〈宇津保・楼上下...
まめ‐みそ【豆味噌】
蒸した大豆で作った豆麹(まめこうじ)を用い、食塩水と合わせて熟成させた味噌。愛知県岡崎地方で産し、八丁味噌・三州味噌・三河味噌などの名でよばれる。