眉(まゆ)に火(ひ)がつ・く
危険が身に迫る。→焦眉(しょうび)の急
まゆ‐ね【眉根】
1 眉の根もと。眉毛の内側の方。まよね。「—を寄せる」 2 まゆ。まよね。「雨降るといかでか人を待たざらむ誰(た)がためかける我が—ぞ」〈基俊集〉
眉根(まゆね)掻(か)・く
「まよねかく」に同じ。「—・き紐とき垂れて待ためやもしゑや今宵と言ひてしものを」〈久安百首〉
まゆ‐はき【眉掃き】
おしろいをつけたあと、眉を払うのに用いる小さな刷毛(はけ)。眉刷毛(まゆはけ)。
まゆはき‐ぐさ【眉掃草】
1 ヒトリシズカの別名。 2 ワタスゲの別名。
まゆ‐はらい【眉払い】
昔、少女が成人したしるしとして眉毛を抜いたり剃(そ)ったりしたこと。また、その儀式。
まゆ‐ひき【眉引き】
「まよびき」に同じ。〈和英語林集成〉
ま‐ゆみ【檀/真弓】
1 ニシキギ科の落葉低木。山野に生え、葉は楕円形で、対生。雌雄異株。初夏、緑白色の小花が集まって咲き、果実はほぼ四角形で、熟すと四つに裂けて赤い種子が現れる。古くは材で弓を作った。やまにしきぎ。...
ま‐ゆみ【真弓】
弓の美称。「弓といへば品なきものと梓弓—つき弓一品もなし」〈新勅撰・神祇〉
眉(まゆ)を上(あ)・げる
眉をつり上げて怒りを顔に表す。「—・げて詰め寄る」